狭い会場を想定した練習を

 通関士試験の受験勉強をする際には、狭い会場を想定した練習をしておく事をおすすめします。

試験会場が大学のキャンパスになる事が多いのですが、試験を受ける机がびっくりするほど狭い場合がよくあります。特に、傾斜のついた教室や行動の固定式の机は、奥行きが狭く、傾斜している場合も多いです。

大学の講堂のイラスト

試験の本番が近づいてくると、本番に近い形で時間を測って過去問題を解いたり、予想問題を解いたりする事が増えてくると思います。そんな時に、ゆとりのあるスペースで思う存分に問題用紙や解答用紙を拡げられる環境ばかりで練習してしまうと、いざ本番で狭いスペースで受験しなくてはならなくなった場合に、受験のしづらさを非常に感じると思います。

特に午後の通関実務の試験は、問題本文が書いてある問題用紙と、HSコードの書かれた箇所を同時に参照しながら電卓を叩いて、なおかつ計算結果を解答用紙にマークしていくという作業を行いますので、コンパクトな空間で作業をするという意識を特に持っていなければ、自然に広いスペースを使って作業する様になってしまいがちです。

あるいは、そこまで実質的な不便さが無いにしても、環境の大きな違いによる精神的な違和感はパフォーマンスに影響を与えやすいですので、何らかの対策をしておくのが良いでしょう。

具体的な対策としては、敢えて狭いスペースで、問題文や筆記用具や電卓をコンパクトにまとめて受験する練習をしておく事などが有効だと考えられます。

逆に、普段は狭いスペースで練習している人が本番の試験で広々としたスペースを使って受験できる事になったとしても、それほどストレスを感じる事は無いでしょう。ですから、どちらかと言えば普段からゆったりとしたスペースではなく多少狭いぐらいのスペースで試験勉強や練習を行うのが良いと言えるのかもしれません。

私が知っている範囲で言うと、東京・神奈川での受験では、試験会場が大学のキャンパスになる可能性が大きく、ゆったりしたスペースで受験できる場合はまず無いというぐらいに考えていて良い位だと思います。他の都道府県でも、例年大学のキャンパスが試験会場になっている様でしたら同様かと思われます。「試験会場のスペースが狭い」という事は、ぜひとも想定に入れておくようにしましょう。

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